ふだん利用するコンビニにも、がん予防やがん治療のサポートとなる食べ物が売っています。今回は、医師がおすすめするローソンで購入できる「抗がん食品」を5つ紹介します。
はじめに
先日、セブンイレブンとファミリーマートで買える抗がん食品を紹介したところ、多くの人に視ていただいて、また、高評価をたくさんいただきました。
みなさんから、あとは、ローソンもしてほしいというメッセージをいただきました。
近くのコンビニは、ローソンしかないというかたや、コンビニにも好き嫌いがあって、ローソンが好きなかたも多いと思います。
というわけで、しつこくて申し訳ありませんが、今回は、ローソンで買える抗がん食品を紹介したいと思います。
ローソンで買える抗がん(がん予防)食品5選
前回同様、「ローソンで買える」というタイトルですが、ローソン限定というわけではありませんし、同じようなものが他のスーパーやコンビニでも売っているものもあります。
ただ、この動画を視ていただいて、今後、ローソンに行く機会があれば、こういった食べ物も手に取ってもらいたいということで、選びました。
ということで、早速5つ、紹介したいと思います。
1.さばみそ煮
前に視た動画と同じではと感じた人もいるかもしません。何度も同じような缶詰がでてきて申し訳ありませんが、今回は、さばみそ煮です。
青魚のオメガ3不飽和脂肪酸(EPAやDHA)は、がんの予防やがん患者さんの治療のサポートとして効果が期待されますが、この一缶で、EPAが1.4g、DHAが2gもとれます。
また、みそも発酵食品ですので、腸内環境を整える作用があります。
毎日魚をたべるのは結構たいへんですが、缶詰だと、手軽に食べることができます。
2.玄米ご飯
これは、玄米でがんが治るといった極端な話ではないのですが、白米と玄米のどちらがいいかと聞かれれば、私は、玄米のほうがいいと思います。
理由は、まず、玄米は白米に比べて、グリセミック指数が低くて、血糖値が急上昇しにくい食品です。
ですので、がんの原因となる肥満や糖尿病にもなりにくいですね。
また、どうしても、血糖値が急に上昇すると、インスリンが分泌されて、がんが進行するリスクがあります。
また、玄米には、食物繊維が豊富に含まれていて、これも腸内環境をととのえて、がんに対する免疫機能が高まることが予想されます。
3.本格熟成キムチ
キムチは発酵食品の代表的なものですが、これも腸内環境をととのえる作用があります。
実際に、動物実験では、キムチを食べることで、マウスの大腸がんの発症が抑制されたという結果です。
というわけで、ローソンに行くと、かならず、キムチを買ってしまします。
4.8品目のさっぱりサラダ
豆、レンコンなどの根菜、ひじき、押し麦などが入ったサラダで、とにかく食物繊維がたくさん摂れます。
1袋あたり、3.7gの食物繊維がとれるということです。
食物繊維は、大腸癌をはじめ、様々ながんの予防につながることがわかっていますし、がんの診断後にも食物繊維をとることで、生存期間が延長するという研究報告もあります。
理想的なサラダですね。
5.ミックスベリー
冷凍のミックスベリーですね。
ベリー類には、ポリフェノールが豊富に含まれていて、がんの予防に有効です。
とくにブルーベリーやブラックベリーには、アントシアニンが含まれていて、抗がん作用があることが実験であきらかとなっています。
そのまま食べてもいいですし、スムージーにしたり、ヨーグルトにかけて食べてもいいですね。
というわけで、ローソンで買える抗がん食品5つでした。
#ローソン #コンビニ食 #癌予防 #がん患者 #がんに効く食品
最新記事 by 佐藤 典宏 (全て見る)
- 余命(予後)と関係する「がん再発」4つのパターン - 2023年1月23日
- 【がん薬物療法】分子標的薬 アダグラシブ:転移を認めるステージ4「大腸がん(KRAS G12C)」に奏効率46% - 2023年1月21日
- 便秘がちな人に増える意外な「がん」とは?慢性の便秘でリスクが増えるのは大腸がんではなく・・・ - 2023年1月19日