コンビニでは、ついつい超加工食品（調理パン、カップ麺、スナック菓子、砂糖入りの清涼飲料水）を買ってしまいがちですが、じつは、がんの発症や再発を抑える「抗がん食品」も売っています。今回は、医師がおすすめするセブンイレブンで購入できる「抗がん食品」を５つ紹介します。
はじめに
コンビニはとても便利なので、毎日、利用している人も多いのではないかと思います。
コンビニでついつい買ってしまう超加工食品（とくに、調理パン、カップ麺、スナック類、砂糖入りの清涼飲料水、アイスクリームなど）は、がんのリスクを高めるということが研究でわかっているため、こういった食品は、できるだけ控えてください、というお話を以前、させていただきました。
ただ、コンビニにも、がんの予防やがん患者さんにもおすすめの食品が売っています。できれば、こういった食品を選んでいただきたいと思います。
今回は、セブンイレブンで買える、抗がん食品ということで、５つ、紹介したいと思います。
セブンイレブンで買える抗がん（がん予防）食品５選
１．オリーブオイルさば
さばやいわし、あじなど青魚には、がんの予防成分として有名な、オメガ３不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。
なかなか、魚を買ってきて調理するのは面倒くさいんですが、缶詰なら、手軽にこういった魚を食べることができます。
海洋性オメガ３脂肪酸を多く摂取するがん患者さんは、生存期間が長くなるという報告もあります。
また、オリーブオイルも、強い抗酸化作用をもつ油で、地中海食の代表的な食品です。とても理想的な脂質が含まれている食品です。
ちなみに、この「オリーブオイルさば」には、一缶あたりオメガ３不飽和脂肪酸のDHAが3300mg、EPAが1950mgも含まれています。
２．ミックスナッツ（素焼き）
ナッツが、がんの発症や再発を予防することがわかっています。
たとえば、スペインでの地中会食の効果を調査した研究では、ナッツを週に３回以上食べる人は、がんによる死亡リスクが４０％も低下していたということです。
ピーナッツよりも、ツリーナッツ（木になるナッツ）と呼ばれるアーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツなどがより効果が高いといわれています。
また、こういったナッツ食品を選ぶときには、食塩や砂糖などで味付けされたり、加工されたものは避けて、素焼き・無塩のものを選びましょう。
というわけで、素焼きのミックスナッツでした。
３．ヨーグルト
ヨーグルトにはがんの予防効果があることがわかっています。
たとえば、10の集団研究をまとめた研究によると、ヨーグルトをたくさん摂取する人は、摂取しない人と比べて、肺がんのリスクがおよそ20％低下していました。
がん診断後にも、こういった腸内細菌をととのえるプロバイオティクスは、ぜひ、毎日とりたい食品です。
プロバイオティクスをふくむ食品には、ヨーグルトにかぎらず、チーズ、乳酸菌飲料、味噌、納豆、キムチなどの発酵食品がありますので、こういった食品でもいいと思います。
今回は、「オイコス」というタンパク質が10ｇも入っているヨーグルトを選びましたが、がん患者さんに必要なタンパク質もとれるというメリットがあります。
４．冷凍ブルーベリー
コンビニには、便利なフルーツの冷凍食品も多いんですが、なかでもブルーベリーやミックスベリーがいいですね。
ベリー類には、血管新生を阻害する作用があって、がんの発症や成長を阻害する作用があります。
とくに、ブルーベリーに豊富に含まれるポリフェノールのアントシアニンには、強力な抗がん作用が確認されています。
先ほどのヨーグルトにのせて食べてもいいですね。
５．干しいも（安納ほしいも）
サツマイモに含まれる食物繊維には、腸内細菌をととのえる作用があって、がんの予防や再発を防ぐ効果が期待されます。
じっさいに、食物繊維を多く食べる人では、大腸がん、膵臓がんなどのリスクが低いと報告されています。
またがんの診断後に食物繊維をより多くとることで、生存期間が長くなることがわかっています。
例えば、1575人の大腸がん患者を対象とした研究によると、１日の食物繊維摂取量が５グラム増加するにつれて、大腸がんによる死亡率が22％低下していたそうです。
サツマイモには、食物繊維がたくさん含まれていますので、ぜひ、摂りたい食品です。
さつまいもを買ってきて、ふかして食べればいいのですが、こういう、ほしいもは、手軽に食べることができて、便利ですよね。
はい、ということで、セブンイレブンで購入できる、医師がおすすめする抗がん食品５選でした。
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